ADHDによる二次障害で現在休職中という方が相談にいらっしゃいました。
性別:女性
傷病名:ADHD(発達障害)
年齢:50代
就労状況:休職中
相談者のお困りごと・面談時の状況
将来への不安が大きく、障害年金を受給したいと考えています。
20年以上同じ会社で勤務をしてきました。数年前に試験を受けてより専門性の高い業務を行う部署へ異動となりました。新しい部署ではミスを頻繁に起こしてしまったり、上司から叱責を受けることが多くうつ状態になってしまいました。精神科を受診したところ休職をすすめられました。休職中に精神科で検査を受けたところ自身のADHD(発達障害)が判明しました。今後同じ会社で仕事を続けていくのが難しいと感じ、退職を考えています。退職後の経済的な不安から障害年金受給できる可能性があるか知りたいと思っています。
社労士による見解アドバイス
現在傷病手当をもらいながら休職していらっしゃいました。
相談者様としては、傷病手当をもらえる期間が終わってから障害年金の申請を考えていました。
障害年金は、申請に必要な書類の取得や作成にある程度時間がかかります(病院へ診断書の作成を依頼する必要などがあるため)。そして、申請書類を審査機関へ提出してからも審査には3~4か月時間がかかることが多いようです(場合によってはそれ以上の期間がかかることもあります)。
相談者様としては、申請自体はまだしばらく先を考えていらっしゃいましたが、申請準備や審査の期間のことを考えるとなるべく早く準備を始める方が良いと思うとお伝えしました。
また障害年金は申請すれば必ず受給できるわけではなく、審査機関に「申請者の障害状態が障害等級に該当している」ということが認められる必要があります。それも含め、早めの申請準備をおすすめしました。