長岡市:知的障害により障害基礎年金2級が認められたケース
相談者のお困りごと・面談時の状況
小・中・高校と普通学級を卒業し、一般枠で就職をされた方です。しかし就職後は、指示どおりの行動ができない、仕事が覚えられない等の理由から、数日~数か月単位で、仕事を点々とすることになりました。どうしても仕事が続かないことに悩み、大人になってから初めて精神科を受診したところ、「軽度知的障害」との診断を受けたそうです。仕事が続かないため生活が困窮し、障害年金の相談にいらっしゃいました。
社労士による見解アドバイス
「大人になってから、初めて知的障害や発達障害の診断を受けた」というケースは少なくありません。このような場合、「支援学校を卒業していないからもらえない」、「手帳を持っていないからもらえない」等という誤った認識で、生活が困窮しているにもかかわらず、障害年金を申請することなく諦めている方を度々お見受けします。しかし、そのような決まりはありません!学歴や手帳の有無は「審査の参考」にはされますが、受給するための「絶対条件」ではありません。
自己判断で諦めてしまう前に、まずはご相談ください。
受任までに行ったこと
知的障害の診断を受けた病院には、診断後、長らく受診していませんでした。そのためご本人の希望により、新たな病院を受診して診断書を作成してもらうことになりました。
受診予定の病院にご本人が受診予約の電話をすると「前医での検査結果を持参するように」と指示を受けました。検査結果がご本人の手元になかったため、前医から取り寄せて持参していただきました。加えて受診の際には、私共で作成した「受診歴や経過、普段の生活状況」をまとめた資料もご持参いただきました。
結果
障害基礎年金2級の受給が決定しました。