過敏性腸症候群と適応障害で障害厚生年金3級が認められたケース
女性(40代/無職)
傷病名:過敏性腸症候群
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
受給金額:年額586,300円
相談者のお困りごと・面談時の状況
この方は相談時、適応障害、過敏性腸症候群の診断を受け、2つの病院(心療内科と内科)に並行して通院されていました。数年の間に様々な病気を罹患されており、初診日が不確かであることや、そもそも何の病気で申請すべきかわからないこと等から、ご自分では到底申請まで辿り着けないと判断され、申請代行を依頼されました。
社労士による見解アドバイス
複数のご病気を併発され、複数の病院(診療科)を受診されている場合、「何の障害で申請するのか」、「どの様式の診断書を作成してもらうのか」という判断は非常に重要です(もちろん、複数ある全ての病気で申請を行うことも可能です)。自分が日常生活で困っていることは何なのか、それを最も正確に表すことができる診断書様式はどれなのか、という点が判断基準になると思います。「自分では判断できない」という方はお気軽にご相談ください。
受任までに行ったこと
本人が今一番苦しんでいらっしゃる症状は、下痢や腹痛により外出がままならないことでした。また、神経症分類である「適応障害」は、原則として認定の対象とならないことから、「過敏性腸症候群」で申請を行うことにしました。まずは初診のA開業医で受診状況等証明書を、現在通院中のB心療内科で「その他の診断書」を作成して頂きました。診断書には、自覚症状、他覚所見のほか、異常な値が顕著に現われている検査数値を追加でご記入頂きました。
結果
障害厚生年金3級の受給が決定しました。